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紙のリサイクル

紙のリサイクルも、日本では古くから行われているリサイクルになります。紙の原料は、もともと木材です。木材から繊維を取り出してパルプを作り、そのパルプから紙が作られます。使い終わった紙は、水の中で再び繊維にほぐされ、異物やインクを取り除いて古紙パルプとなります。古紙パルプは、そのまま再び紙や段ボール、トイレットペーパーなどの原料となったり、新しいパルプに混ぜられて再び紙製品として生まれ変わります。日本は古紙の回収率も古紙利用率も世界トップクラスで、古紙利用率は63%、回収率は79%にも達します。効率よく古紙の再生を行うための技術も進んでおり、古紙と言ってもかなり品質の良い紙ができるため、輸出も行われているほどです。紙のリサイクルについては、森林の間伐を進めるほうが環境には良いという考え方から逆に良くないことだという人もいますが、木材の使い道が多様であることを考えると、できるところはリサイクルしたほうがよいのは確かでしょう。昔は古紙の回収というと、トラックで1件ずつ回収する「ちり紙交換」がメインでしたが、現在は自治体などでまとめて集めることが多くなりました。回収率は高いものの、まだ回収されずに可燃ごみとして捨てられるものも多いですし、リサイクルできないインクのたくさん付いた紙や、においのついた紙などが混入していることも多く、その分別をすることも必要です。牛乳パックも紙のリサイクルのひとつですが、牛乳パックは牛乳パックで回収、リサイクルすることで、より効率の良いリサイクルができるようになっています。牛乳パックは良い紙質であり、牛乳パック30枚でトイレットペーパー5個になるなど、リサイクル効率の良い素材です。通常の新聞や雑誌などの古紙回収とは別に、牛乳パックはスーパーなどで回収していることも多いので、使用後はしっかり乾かしてから切り開き、まとめて回収場所に持っていきましょう。

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