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企業が取り組むリサイクル

今やリサイクルは企業にとっても重要な課題になっています。たとえば、業種によっては製品のリサイクルを法律で義務付けられているため、必ずリサイクルをしなければなりません。たとえば家電メーカーはエアコンや冷蔵庫のリサイクルまで責任を負わなければなりませんし、建物の解体業者もコンクリート塊などの指定された建材は勝手に廃棄するわけにはいきません。コンビニや外食チェーンなど食品廃棄物が大量に出る企業は、リサイクルや廃棄の状況を報告する義務があるなど、リサイクル関連の法規によって何らかの義務が課せられている企業はかなりあります。違反すれば罰金などが科せられるため、企業にとってもリサイクルは重要な問題なのです。また、エコの観点からもリサイクルは無視できない問題です。最近の企業ホームページを見ると、多くの企業がエコへの取り組みなどというページを設けて、自社で行っている環境保護やゴミ減量などへの努力をアピールしています。消費者にとっても、エコに力を入れている企業はイメージがよいということもあって、なんとなく好感を持つことが多いようです。製品そのものを燃やしても有毒ガスが発生しない原料で作るなどの方法で環境に配慮していたり、会社の取り組みとして売り上げの一部を環境団体に寄付していたり、みんなでゴミを拾う日を設けていたりと、その内容はさまざまですが、何らかの形でエコへ貢献している企業は少なくありません。リサイクルもその一つで、法律の規制がなくても廃棄物の中でも使えそうなものは再利用を行ったり、社内の施設で分別回収を行ったりといった取り組みを行っている企業は好感が持てますし、法律で義務付けられていながらリサイクルを怠った企業などもってのほかですから、定められているリサイクルを行わなかった企業はイメージの低下によって罰金以上の痛手を負うことも珍しくありません。もちろんリサイクルはひとりひとりの問題でもありますが、ゴミの中の占める産業廃棄物の割合を考えると、企業によるリサイクルは避けて通れないということになります。

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