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缶・ビンのリサイクル
缶やビンのリサイクルは、最も以前から行われているリサイクルであるために、私たちも自然に分別して収集に出す習慣がついているのではないでしょうか。生ゴミなどとは別の日に定期的にビンや缶の収集を行っている自治体が多かったり、自治会や子供会で日を設けて缶やビンの収集を行っていることから、消費者としてもリサイクルに出しやすいというメリットがあるようです。収集方法は自治体などによってスチール缶とアルミ缶も分別する場合もあれば、缶もビンも一緒に出していいところもあるなどさまざま。しかし、回収されてからのリサイクル率は高く、スチール缶は82%、アルミ缶でも78%が再資源化されています。ちなみに缶を回収しても再び缶になるわけではなく、スチール缶の場合は建築などに使われる鉄筋に、アルミ缶は自動車などのアルミ部品に使われることが多いようです。ビンの場合は缶とは違って、ビールビンのように回収後洗浄して再び使用するリターナブルびんも多く使われていることを考えると、さらにリサイクル効率は高いといえるかもしれません。何度かリターナブルビンとして使った後は、粉砕してガラス原料となり再びガラス製品になりますが、この時の再生率も77%と高くなっています。缶やビンはかなり有効にリサイクルされていますので、それを推し進めるためにもジュースなどを飲んだ後はしっかり分別して捨てることが大切。また、海岸や公園などに捨てられている空き缶も、分別してゴミ箱に入れればリサイクル原料として再利用されるので、きちんと捨てるようにしましょう。ちなみに、アルミ缶やスチール缶は個人で集めても業者が買い取ってくれます。ただし、かなりの量を集めないとそこそこの金額にはなりませんので、自分の家で飲んだビールの缶を集めるくらいでは手間がかかるばかりかもしれません。地域で一斉にゴミ拾いなどをして、ある程度まとまった量が集まるようならば、業者に買い取ってもらうのもひとつの方法です。